明けましておめでとうございます
年末年始にかけて、お仕事をされているコンビニ経営者の皆様、
本当にご苦労様でございます。
この時期、休むバイトも多く、また時給も上げなければバイトが揃わない場合もあり、経営者の皆様自ら店頭に立ち続けている方々もあるのではないでしょうか?
私の知り合いも51時間の連続勤務で・・・・・、気の毒な限りです。
だからといって売れて売れてしょうがない状態ならまだ良いのですが、
新聞や年賀はがきが主で、立ち読みや、トイレ貸し、50円~100円の買い物で10000円札を出す明らかに両替目的の客が相手ですから。
お弁当の期限切れロスも山ほど出ます。
「正月三が日」という言葉がありますが、
この三日間くらいは、街の小売り店は閉まっていたほうが、逆に商売の効率が良い、というのが私の持論です。
いつでも開いていれば消費者は必要最低限の商品しか購入しないでしょう。しかし、もし街の小売店がすべて閉まるとしたなら、
きっと余計なものまで購入するはずです。
こういう言い方だと、お店側本位の意見と思われますが、あまりにも消費者本位の世の中が、景気の低迷を長引かせているとも考えられます。
現実、私の親の世代の経営者の方々は口を揃えて「昔は儲かった、良い時代だった」とおっしゃいます。
だからと言って事業主だけが潤っていたのかと言えば、そうではなく会社勤めの方たちも、今のように疲弊状態ではなかったのです。
つまり社会全体が「元気」だったのです。
街の小売店が儲かる→設備投資をする→工業製品も売れる→製造業従事者の給料も上がる→車や住宅も売れる→・・・→・・・→・・・etc
コンビニが世の中に台頭した結果、各方面に様々な影響を及ぼし、
「超」消費者本位が確立し、一部の人間だけが潤う社会を作ってしまったのです。
現在の「就職難」や貧富の差(教育格差)、通り魔的無差別殺人は、
まさに「便利」ばかりを追求した社会の「膿み」かもしれません。