第27章.プロセス軽視の発信源 | 社会悪の発生源 「コンビニ」

第27章.プロセス軽視の発信源

真夜中に小腹が空いた→コンビニのおかげで満たされます(かつては、開店まで辛抱してからというプロセス)

電気料の支払期限が過ぎちゃった→24時間いつでもコンビニで支払えます(かつては銀行窓口が開いている時間内に、もしくは口座引き落としの手続きをするというプロセス)


例を挙げれば限が無いですが、利便性とは、いかにしてプロセスを省略するかという基本理念によって成り立っていると言っても過言ではなく、コンビニの営業内容はまさにその集大成なのです。


しかし、人間の生活において、実はそのプロセスこそが重要であり、そこから様々な道徳を学ぶことが出来るのです。

店舗前のゴミ箱は毎日どのようなプロセスで、きれいになっているのか。

コンビニでお弁当を買って、子供に食べさせるお母さんと、毎日献立に悩みながらも愛情のこもった手作り料理を子供に食べさせるお母さんの、子供に食事を与えるまでのプロセスの違い。

そういうことを考える能力が退化してしまっているような気がしてなりません。


飛躍のしすぎかも知れませんが、最近の凶悪犯罪には、理由の無いもの、あるいは理由のあいまいな物が多いですよね。昔は、殺人でも何でも犯罪を犯してしまった人には、れっきとした理由がありました。

つまり、犯罪に至るまでのプロセスに大きな違いがあるのです。


こうした、プロセス排除、省略という風潮が、犯罪にまで波及していることに気付いて欲しいのです。

そして、その風潮の発信源、その代表格がコンビニであるということを・・・。