第19章.無法地帯へ | 社会悪の発生源 「コンビニ」

第19章.無法地帯へ

大手某チェーンが、今月、販売価格の大幅値下げ(価格破壊、定価概念の払拭)を断行した。


便利さと引き換えに値下げ販売はひかえてきた体系をついに終わらせるのである。



年中無休、深夜までの営業が飽和状態になれば、24時間営業に、それも当たり前になれば、各種サービス業務を展開し、それすら生き残り策の役割が薄れてくれば、今度は「値下げ、安売り」。


100歩譲って、これも企業存続のため、競争社会においては仕方の無いことなのかもしれません。

そして、消費者にとっては、この上ないサービス施設に変貌を遂げていくコンビニは、とても魅力的かつ愛着の湧くものなのかもしれません。


がしかし、こういった方向性は必ず、社会のあらゆる場所に弊害をもたらすことになるでしょう。

つまり今回のことがもたらす、小売業界への波紋は計り知れないということです。


安売りスーパーが「安売り」をするのと、コンビニエンスストアが「安売り」をするのとでは、大きな違いがあるということに、いい加減気づいて欲しいものです。


コンビニの無法地帯化への流れを促進している、最大手チェーン本部の企画開発、経営陣の輩に声を大にして言いたい。

「能が無いにもほどがある、社会を破滅させる気か!」と。