第17章. まだまだ捨てたもんじゃない | 社会悪の発生源 「コンビニ」

第17章. まだまだ捨てたもんじゃない

夏休みに入り、小さな子供連れのお母さんの姿を、お店で見かけることが多くなりました。


そんな中、先日、私の目に強く印象に残ったひとコマを紹介します。


幼稚園児らしい女の子と小学校1年か2年くらいの男の子。

そんな二人を連れたヤングミセスといった感じのお母さん。


子供たちが、お菓子売り場や、アイスクリーム、ジュースetcのコーナーを見て回り、お母さんはパンを選んでおられました。

ふと気がつくと、突然、お母さんの声

「コラーッ!あんたたち、冷蔵庫の扉を開けて選ばないの!!どれにするか決めてから開けなさいよ!!」


私は、その突然の声に驚くと同時に、久しぶりに感動を覚えました。


最近では、自分は好きなだけ雑誌コーナーで立ち読みをし、その間、子供はホッタラカシの親が多い中、若いながらも、ちゃんとお母さんをしていらっしゃる、そんな方に出会えて、なんだか一服の清涼剤でもいただいたかのような感触でした。


コンビニエンスという販売スタイルの「ハード」にある、様々なサービスという「ソフト」。

そんな「ソフトウエア」に侵されていない、ピュアなお母さん(消費者)もまだまだいるんだということ・・・。


「まだまだ、捨てたもんじゃない」かも!?しれませんね。