第8章 性行為の低年齢化 | 社会悪の発生源 「コンビニ」

第8章 性行為の低年齢化

中高生の性行為・・・、かつてはごく一部の限られた少年少女の間での事柄でした。

しかし、最近では小6や中1で初体験をしてしまう子供たちもいるとか・・。

私自身もその話を聞いたときには、そんな子は特別なのだという認識でしたが、

実際には普通に街でみかけるような、外見からはどう見ても普通の中高生にしか見えないような子たちが、早々と初体験を済ませ、中には性病の感染者までいるというのですから、本当に驚きました。
 


性に関心を持つということは、早かれ遅かれ一定の年齢がくれば誰しもあることです。そして、それは時代に関係なく、私の若い頃(思春期)も確かに興味津々の事柄であったことには違いありません。

ただ、人としてのモラル、つまり、盛りのついた犬や猫とは違う、人間としての態度、姿勢というものを意識していたような気がします。

このことが、コンビニの存在とどう関係しているのかと思われるでしょうが、

生まれたときから世間にコンビニエンスストアが存在したという子供たちにとって、私は、性行為もまた、その環境が「成人男女の親愛行為」から「単なる快楽行為」に変えてしまったのだと思えてならないのです。
 「便利」と「我慢」は反比例しています。つまり世の中が便利になればなるほど、様々な事柄において我慢の必要が無くなっていきます。
 

私が最も言いたいのは食品小売店を「便利」の窓口にしてはいけないという事。

「便利」とはすばらしいことです。人類が他の動物たちに無い優れた能力を持ち備えているからこそ手に入れることが出来た文明の結果だからです。しかし、老若男女誰もが日常的に利用する街の食品小売店を「便利」の窓口にしてしまうと、何の苦労も無く簡単に「便利」を手にすることが出来る環境をすべての人々に与えることになります。
それはすなわち、教育環境の悪化、モラルの低下を意味するのです。